日本における労働組合の種類とそれぞれの役割
実は、労働組合の形式には、様々な種類があるのです。同じ会社の労働者が集まって結成されたものや、同じ産業内で結成されたものなど、それぞれの組織がそれぞれの役割を担っています。あなたの職場に労働組合があれば、気軽に扉を叩いてみてください。
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- 単位組合(企業別組合)
- 同じ会社の労働者が集まってつくる組合。
- 主な役割
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※働いている地域で一人からでも加入できる「地域ユニオン」という労働組合もあります。
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- 産業別組織
- 同じ業種の会社にある労働組合が集まってつくる組合。
- 主な役割
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- 同業種の人たちと協力し、その業種の未来のことについて話し合う。
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- ナショナル・センター
- 産業別労働組合が集まってつくる、その国の労働組合を代表する組織。
- 主な役割
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- 業界の枠を越え、働く人の悩みを共有し、課題を解決する。
- 働く人のくらしについて、政府と話し合う機会を設ける。
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- ITUC(国際労働組合総連合)
- 世界のナショナル・センターが集まってつくる労働組合の国際組織。
- 主な役割
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- 世界中で働く人たちが暮らしやすいと思える社会づくり。
- 労働問題で課題を抱える貧しい国に対する援助。