ディーセント・ワーク (Decent Work)は”働きがいのある人間らしい仕事“と訳され、1999年に、国際労働機関(ILO)のファン・ソマビア元事務局長が提唱した考え方です。
2020年春頃から問題が深刻化している新型コロナウイルス感染症の影響により、テレワークなどの新しい働き方で仕事に従事する人々が増えています。一方で、すでに1年以上が経過しましたが、未だ感染症の収束のめどは立っていません。このような状況の中、SDGsのゴール8に掲げられている「ディーセント・ワーク」について改めて理解を深めていただけるように「ディーセント・ワーク学習動画」を作成しました。
「ワークルール」とは、働くときに必要な法律や決まりのことです。リストラや労働条件の引き下げなどから自分や仲間を守るために、ワークルールの基礎知識はとても役に立ちます。クイズ形式で学べる「ワークルールテスト」にぜひ挑戦してみてください。
連合は、「ディーセント・ワーク」が含まれるSDGs のゴール8の達成に向けて、政策・制度の実現に取り組んでまいります。また。少しでも多くの皆さんに「ディーセント・ワーク」を知っていただけるよう、SNSなどを通じて情報発信の強化をしてまいります。
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「SDGs(エス・ディー・ジーズ)」とは
持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)は、その頭文字を取ってSDGsと略すこともありますが、2015年9月の国連(UN)サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成されています。策定にあたって実施されたオンライン調査には世界中から延べ1,000万人以上が参加し、政府や国連の代表者だけではなく、世界中の人びとが関わって決められたゴール・ターゲットです。
国際労働運動の重点ゴール
17あるゴールのうち、国際労働組合総連合 (ITUC)が決めている重点ゴールは次の6つです。