労働組合の基本的な役割は、組合員の雇用を守り、労働条件を維持・向上することで暮らしの安定をはかることにあります。しかし、社会保障や税をはじめとして、企業内の労使間だけでは解決しきれない問題も多く、国や地方の法律や条令の改正、予算の確保・拡充等に向けた政治活動に取り組むことが必要不可欠です。
同時に、民主主義社会を成熟させていくためには、国民一人ひとりが主権者としての意識を向上させ、主体的に政治に参画していかなければなりません。また、組合員一人ひとりが政治の重要性を認識し、積極的に政治活動に参画することで、働く者の立場に立った政策・制度の実現をはかることが求められています。
連合は、こうした観点から、組合員の政治意識を高める取り組みを強化するとともに、組合員と連合の政治理念や政策を共有できるように努めています。また、連合が掲げる政策・制度を実現するため、政策協定を結んだ政党ならびに政治家と連携した取り組みを進めています。