1,000名を超える会場いっぱいの参加者
連合は2月6日(木)、2025春季生活闘争の開始を広く社会に宣言することを目的に、「闘争開始宣言2.6中央集会」を開催しました。会場には1,062名が集結、ウェブからも多くの視聴者が参加し、今次闘争にかける思いを一つにしました。
「みんなでつくろう!賃上げがあたりまえの社会」
「みんなでつくろう!働く仲間の労働組合」
(※)集会の様子:https://youtube.com/live/-P7Palt5WZs?feature=share
■開会~オープニングムービー上映~
集会の冒頭には、連合の春季生活闘争に寄せられた街頭インタビューでの声も収録した、闘争オープニングムービーを上映しました。
■主催者代表あいさつ
芳野 中央闘争委員長は、「これまで社会を覆ってきた後ろ向きの常識が、本当に変わる。いまはその瀬戸際だ。私たち連合に寄せられる期待も、責任も、かつてないほどに大きいということを、改めて自覚しなければならない」と述べ、今次闘争に臨む連合の決意の一端を発しました。
■単組からの決意表明
【UAゼンセンDCMユニオン 仙波 満 書記長
】
仙波書記長は「ホームセンター業界はコロナ禍の後、なんとか市場を維持している厳しい状況であるが、昨年2024闘争では結成以来過去最高水準の賃上げを勝ち取った。また、短時間組合員については、これをさらに上回る結果となった。年間総実労働時間短縮の取り組みにおいても一定の成果を残している。これには、各単組の粘り強い交渉はもちろん、高水準の先行妥結組合の結果がマスコミにも大きく取り上げられたことが要因の一つだと感じている」としつつ、「会社任せではなく、労働組合が能動的に未来を描くことが必要だ」と闘争に臨む労働組合の覚悟を述べました。
【JEC連合INPEX労働組合 村越 研人 中央執行委員長
】
村越中央執行委員長は、「節約しながらなんとか暮らしていくことを『豊かなくらし』と言えるだろうか。会社の経営状況は様々であろうが、労働者ファーストの考え方を持ち続けることが今後一層重要になる」としつつ、「日本は豊かになっていない。日本の経済を好循環へ導くためには、国民の消費を喚起する必要がある。『賃上げがあたりまえの社会』を実現するための使命感をもって取り組んでいる。慢性デフレに終止符をうち、動き始めた賃金・経済・物価を安定した巡行軌道へのせる。謙虚な姿勢は忘れず、しかし遠慮するのではなく、労使双方が腹落ちするまで交渉を行う」と力を込めました。
■地方連合会との中継
連合石川は、同日行われた政労使会議における議論の状況と政労使による共同宣言について報告するとともに、価格転嫁の徹底に向けた要請行動の実施など、今後の取り組みにも触れました。
連合福岡は、九州ブロックとしてのキャラバン実施状況について紹介するとともに、世論喚起と機運醸成に向けた地方連合会の決意を述べ、福岡方式のがんばろう三唱で決意を届けました。
■決意表明
松浦 中央闘争委員長代行(連合会長代行)が、「昨年の闘争は、33年ぶりの大きな成果を残すことができた。しかし同時に、中小組合と全体の結果の差は従来以上に大きく、格差是正の観点では、大きな課題を残した」した上で、「今年こそ、取引の適正化と価格転嫁、これを日本全体で取り組むべきテーマとして、われわれ労働組合が突き動かしていかねばならない」と呼びかけました。
■闘争開始宣言(案)提起~がんばろう三唱
岡野 中央闘争委員(自動車総連中央執行委員)が闘争開始宣言(案)を提起し、満場の拍手で採択しました。最後に、清水 中央闘争事務局長の発声によるがんばろう三唱で、全力で闘争に取り組む決意を共有し、集会を締めくくりました。
<連合アクション「2.6街頭アピール行動」>
なお、集会の前段に連合アクション「2.6街頭アピール行動」を有楽町で行いました。
街頭アピールにおいて、今次闘争の意義と労働組合の仲間づくりの重要性を広く訴えるとともに、労働組合づくりの専門ブースも設置し、周知・広報活動を展開しました。
【弁士】
芳野 友子 中央闘争委員長
櫻田あすか 中央闘争副委員長
永島 智子 中央闘争委員
清水 秀行 中央闘争事務局長
以 上