2025連合白書
- サイズ
- A4版/112ページ
- 企画・編集
- 日本労働組合総連合会
- 発行日
- 2025年1月14日
- 頒価
- 1,100円(税込み・送料別)
目次
巻頭言
2025春季生活闘争のポイント
Ⅰ.視点と考え方
- 私たちのくらしの現状
- (1) 動き出した賃金と経済
- (2) 働く人の生活実感は引き続き厳しい
- (3) 世界の中の日本
- (4) 広がる格差
- (5) 変化しつつあるノルム
- 凍り付いた30年を振り返る
- (1) 30年におよぶ長期停滞と企業行動
- (2) いわゆる「アベノミクス」の限界と副作用
- (3) 労働運動の課題
- 私たちがめざす社会像と労働観
- (1) 連合は「働くことを軸とする安心社会」をめざす
- (2) 「働く人」を大切にする企業経営と生産性三原則による建設的な労使関係を
- めざすべき未来の実現に向けて
- (1) 「人への投資」のさらなる加速を
- (2) 良いものへの適正な値付けと分配構造の転換を
- (3) 新たなノルムによる賃金と物価の好循環を
- (4) 金融財政政策の正常化と通貨価値の安定を
- 2025春季生活闘争の意義と役割
- (1) 「未来づくり春闘」が射程に置いているもの
- (2) この3年間の経過と課題
- (3) 2025春季生活闘争の意義と基本スタンス
- 具体的な取り組み
- (1) 賃上げ
- コラム 物流業界における持続性確保の取り組み
- コラム 建設業法等の改正による労務費の確保の取り組み
- コラム これからの社会にあった下請法とは
- コラム 価格転嫁が難しい医療・介護現場の実態<UAゼンセン>
- (2) 「働き方」の改善
- (3) ジェンダー平等・多様性の推進
- (4) 運動の両輪としての「政策・制度実現の取り組み」
- おわりに
- コラム 日本の賃金が上がらないのは定期昇給があるから?
Ⅲ.現状と課題
持続可能な社会の実現
- 持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けて
- 連合全体で「ビジネスと人権」の取り組みを
- 能登半島の復旧・復興に向けた継続的な支援を
- 被災地のくらし・仕事の支援と心のケアの継続
- 社会貢献活動の結節点「ゆにふぁん」
- DX・GXを社会対話で「公正な移行」に
- 財政健全化に向けて財政規律の徹底を
- 税による所得再分配機能の強化に向けて
- マイナンバー制度の活用で公平・公正な社会へ
- 中長期的な企業価値の向上と労働組合の役割
- すべての自治体で中小企業振興基本条例を
- 適正な賃金を確保するための公契約条例制定を
- 企業年金のさらなる普及促進
- 働き方などに中立的な社会保険制度の構築
- 安心・安全な事業所内の保育施設の設置
- 学校の働き方改革の推進で長時間労働の改善を
- 働くことを通じた豊かな人生の実現
- 長時間労働是正に向け着実な働き方改革推進を
- 誰もが育児・介護と仕事を両立できる環境の実現
- 能力開発機会の確保による雇用の質の向上を
- 高齢期の適切な処遇確保と安全な職場環境整備を
- 障害者雇用の質の向上に向けた取り組みを
- ハラスメントのない職場の実現に向けて
- 規模間格差是正に向けた賃金実態の把握を
- 均等・均衡待遇の実現による格差是正を
- 職場から始めよう!すべての働く人の処遇改善
- 女性活躍推進のカギは格差是正の実効性向上
- 最低賃金の引き上げと賃上げは密接不可分
- 介護人材の確保に向けて一層の処遇改善を
- 質の高い保育に向けた保育士などの処遇改善
- 看護など医療人材の確保に向けた一層の処遇改善
- 労務費含めた価格転嫁と取引適正化の実現を
- 公的分野にも取引の適正化と価格転嫁を
- 集団的労使関係の輪を広げて働く仲間をまもる
- 公務員労働基本権の早急な回復を
- フリーランスのセーフティネット強化を
- ワークルール検定のオンライン化で更なる普及を
- 「はたらくのそばで、ともに歩む」
- 「労働相談ホットライン」から見える実態と課題
- 国籍を問わず共生できる職場環境整備に向けて
- 深刻化する低投票率の改善に向けて
Ⅳ.資料編
- 賃上げ要求の推移
- 中小組合の賃上げ要求の推移
- 連合リビングウェイジ2024総括表
- 2024都道府県リビングウェイジ(LW)と2024地域別最低賃金との比較
- 連合構成組織の標準労働者ポイント別賃金水準・年間一時金
- 連合構成組織の年間総労働時間
- 要求状況・妥結進捗状況
- 2024春季生活闘争 代表銘柄・中堅銘柄(職種別賃金主要銘柄)
- 連合総研のシミュレーション
- 労働生産性と賃金の推移(実質ベース)
- 労務費の適切な転嫁のための価格交渉に関する指針(概要)
- 2025春季生活闘争 取引適正化・価格転嫁に関するチェックリスト