労働協約って何?
労働協約は、「労働組合」と使用者の間における労働条件や労使関係のルールなどについての約束事のことです。合意した内容を「書面」にして、「労働組合」と使用者の双方の署名または記名押印があれば、労働協約としての効力が発生します(書面の名称や様式は問いません(「協定」「覚書」「確認書」等の名称で、メモ書きでもOK)。
労働協約は、就業規則や労働契約より優先するルールとされています(労働基準法96条、労働組合法16条)。

組合のない働く仲間にも
集団的労使関係の
ルールを広げる仕組み
労働協約の
地域的拡張適用って何?
労働協約は、基本的に協約を締結した労働組合の組合員と使用者だけの間の約束事であり、同じ企業に勤めていても、組合員でない労働者には適用されません。
しかし、次の条件を満たす場合には、組合のない働く仲間にも労働協約のルールが適用されることになります(=地域的拡張適用/労働組合法18条)。
